閉会式

今回のオリンピックは、柔道男子に金メダルが無かったのは残念だが、新人の頑張りでメダル獲得数は過去最多、うん十年振りのオンパレードとなった。

以前の雑記で、スタジアム(オリンピックスタジアム除く)の一つも新調できないと書いたのは誤りで、ロンドン市内に建設されていたので、英国にお詫び申し上げる。

開会式が、お迎えと開催の意思表示なら、閉会式は後夜祭として選手たちを楽しませる意味がある。
ブリティッシュロックの大御所が顔を並べ、独創的かつ神秘的な聖火消灯、炎のドームに花火と光のイリュージョンと、一気に派手な趣向で、大会の最後を盛り上げた。

勝った者、負けた者、涙で棄権した者、世界記録を出した者、それぞれの想いと共に、夏の夜の夢は終わった。

オリンピックは勝敗ではなく、競い合うことにこそ意義があるという言葉通り、全ての選手とスタッフ、大会委員会の関係者、応援団、全ての力が一つになって成し遂げられた素晴らしい大会だった。

4年後の情熱の国で開催される【リオ大会】に向けて、新たなスタートを切るとしても、今は感傷に浸っても許される時。

4年も先のことが、どうなっているのか予想は付かないが、健在であれば、また夢を見せてもらいたいものだ。