この、タイミング

狂人と化した元総理が、日本を道連れに死のうとしている。
大げさに言えば、一連の騒動は、これかもしれない。

いい子ちゃんで育って、世間知らずのまま議員になり、人生最大の地位を妄言で失い、このまま変人として忘れられるはずが、まさかの国賊である。
静かに消えるのも作法だと思うが、この男は、とんでもない末路を選んだらしい。
全くの他人事だが、海江田氏の方が自殺するんじゃないか、と心配になってきた。


一方、大阪の松井知事が、沖縄独立も有り得る発言。
こちらは、以前からの私の論とほぼ同じで、余りに扱いが悪いと琉球王国が現実味を帯びる、という話。
非現実的だと本土の人間は笑うが、沖縄には少なからず本気でそう考えているグループもある。
仮に独立しても、中国に喰われるだけだ、というかもしれないが、日本の植民地から中国の支配になるのと、どのぐらいの違いがあるというのか。
琉球の歴史は、本土からの搾取と弾圧の歴史でもある。

まず、無いとは思うが、このタイミングで独立を口にするのは、相当に胆力がいることだろう。
沖縄の負担軽減のために、米軍訓練の一部を大阪で行うなど、言動が一致しているのも、気持ちが良い。
逆に、和歌山県知事のボンクラさが浮き彫りになった。

世の中には、見えている人と見ようとしない人がいるわけで、後者の方がよりあくどいのは当然だ。
沖縄が防衛の要だと言うのなら、他の46都道府県で米軍基地を最低でも一箇所は持てばいい。
自衛隊の基地も合わせれば、沖縄の人の心の負担も軽くなり、同族意識も固まるというものだ。
今のまま、都合の悪いことには目を向けないで、負担と優遇措置を押し付けるやり方では、いつか暴発する。

本当の敵は、中国よりも、我が国の姿勢かもしれない。