通院日 28

朝起きたら、喉の痛みが引いていた。
夏風邪は小康状態といった感じになったので、ノドヌールスプレーだけして病院に行った。

精神の方で、体調の話をして、本題の入院の日取りになった。
私は、2日以降で、先生は2日が休み、内科の先生は3日が休み、とベッドの空きも入って、どうにも纏まらない。
結局、3日から3週間の日取りになった。

久しぶりの入院だが、今回は糖尿がメインなので、それなりに気が楽だ。
前回は、バリバリのうつ状態だったので、入院中病院関係者以外と一言も会話せずに退院した。
今回は、会話をする余裕があるだけましというものだ。

規則が厳しい病院なので、ネットはもちろん携帯もウォークマンも禁止なのだが、珍しいことに温泉があるし、食事も悪くないので、ちょっとした避暑といった気分だ。

しかも、改装があったそうで、6人部屋が廃止され、最大でも4人部屋になったそうなので、少しは快適さが増している。
個室を頼むようなお大臣な生活は無理だが、普通の病院と違って、まず同室でのコミュニュケーションは無いので、プライベートスペースが広ければ、それだけで嬉しい。

私は、音楽がないと生きられないので、小型のMP3プレイヤーの持ち込みだけ許して貰ったが、自分のベッドでだけという制約付きだ。
他人が見ると困る、というわけだ。
どうせ、一日の大半はそこなので、問題無い。

刑務所で言えば、私は模範囚。
病院でも手の掛からない患者だと思うが、一つぐらい楽しみがなければ辛い。