頼みごと

今日も、通販で届いた本を読んでいると、携帯が鳴った。

要約すると金曜日に付き合って欲しい用事があるとのこと。
思わず電車賃を頭計算してしまったが、まぁ用事もないことだし、OKとした。

まさか金の無心でもあるまいし(それなら、私の家まで来るべき)、詳細を言わないのが不気味だが、恐らくは教会絡みだろう。

と、思っていたら、また携帯が鳴った。
今度は、ある夫婦の嫁さんからで、離婚したいとの相談。
前から問題の多い夫とは聞いていたが、今回は酷すぎる、と私も話を聞いて思った。
今は、友達の家に避難しているそうで、ふんふんと聞いていたら、何と私の家に匿って欲しいと言い出した。
確かに部屋は余っているが、私も男だし、何より面倒の種が増える。
離婚前に男の家に泊まっていたとなると、社会的にも離婚的にも不利になるぞ、と教えた。
そうしたら、離婚が成立したら、ときたので、本当に行く宛のない娘だなぁ、と思いながらも、考えておく、と返事だけした。
即答で断れなかったことが、少し情けない。

実際、実家にも帰れない事情があるとは知っているが、少し軽率ではないか。

トラブルに巻き込まれつつある気がして、少し気が重くなったので、食事も簡単に済ませて、思案している。