内乱のような

中國の勢いが止まらない。
デモは暴徒化し、中国全土で放火・略奪に発展。

何故、ここまでヒートアップしているかというと、中国経済も斜陽に入り、貧富の差は広がり、鬱屈した感情のはけ口として、反日に火が着いたということだろう。
要は、暴れられれば何でも良かった所に、尖閣諸島の国有化で刺激され、愛国という名の暴徒が大騒ぎしているということ。

本来なら党執行部に向かうはずの不満が、日本への愛国デモという形で噴出したもので、言うまでもないが政治の上では中国も困っている。
大使館はもちろん、法人企業や小売店も焼き討ちを受け、国際的信用も失いつつある現状に、党も武装警官を導入して火消しに躍起だ。

ステイツも中東で実につまらない問題からデモが暴徒化し、過激派が便乗して暗躍、火の手は英・独を巻き込んで、反欧米の火の手は中東全域に広がっている。

最も、ステイツは、自国のエネルギー開発に成功したので、中東の石油に興味が薄れ、苦労ばかりが増える中東の西洋化を諦めかけている。
宗教色が濃い土地に、無理に介入して利権を得なくても、石油が重要ではなくなった現在では、手を引く良い機会だという見方も出ている。

どちらにしてもテロ同様の手段で、国が健全な方向に動くことはないので、中國や中東の騒ぎは、そのまま内乱の危険を含んでいるともいえる。

政情が安定していない2流国の悲しさで、言葉で統制できないような知的レベルの国民は、上手く動かせているうちは良いが、今回のように暴走すると、全く手が付けられない事態に発展する。
この高まりが強硬手段を取らざるを得ない結果になり、日本からも国際社会からも孤立しかねない。
トップは理解しているが、国民がサルなので、どうにもならないという所か。

今月中にも、そのサルの群れが、海を覆わんばかりの大漁船団となって領海侵犯してくるわけだが、口先だけでは止められない連中を、行動しない我が国の政府が、どう対応してくれるのか楽しみだ。

中長期のアジア経済戦略も結構だが、主権国家としての目前の大問題への対応策こそ協議すべきだろう。
売国奴と罵られても顔色ひとつ変えない政治屋にとっては、中国に気を使って、取るべき態度も決められないだろうが。

毅然とした態度で、遺憾の意を言い続けます

もう少し、気の利いた政治家の意見を聞きたいものだ。