ハーレム・シェイク:Harlem Shake

次々と新しいものが流行するYOUTUBEで、Harlem Shake Baauerの冒頭30秒に合わせて、一人が踊っていると、次のシーンでは全員が踊りだすというものだ。

これが、簡単でインパクトがあるせいか、世界中で動画を投稿する人が増え、舞台も様々なものになった。

問題になったのは、飛行機内で撮影された動画で、【機内でダンスをしてはならない】という規定は無いが、安全航行に支障をきたす可能性があるとして、公的機関が調査に入った。

また、オーストラリアでは、鉱山労働者が撮影。
服務規程違反と安全基準に抵触するとして、15人が解雇された。


こういうムーブメントは、日々の生活に不満を持つ社会だと、急速に広がるものだ。
要は、今を忘れてバカ騒ぎがしたいが、やり方が分からない、という人たちに、一つの方法を示すことになる。
日本では、【ええじゃないか】が、これと似ている。
古代の中国で言うと、黄巾賊が近いか。
蒼天已死 黃天當立 歲在甲子 天下大吉】を叫びながら、黄色い布(五行思想で土を表す色、即ち現皇帝が火なので、その次を担うという意)を身に付け、あっという間に広まったカルト宗教の祖である。

どれも、共通しているのは、簡単なルールがあり、それに習えば社会に主張もできる、という心理からきている。

一人の人原画火付け役になって、皆がヘブン気分で踊りだすという構成は、非常に象徴的で面白い。
ある種の本能を刺激される面もあるので、逮捕されないレベルで楽しませて欲しい。
興味のある方は、YOUTUBEで【Harlem Shake】で検索Now。