喧嘩

久しぶりに、橋下氏がキレてしまった。

日銀総裁を巡って、いわゆる国会議員組が、何の論争もせずに自民党案を丸呑みする姿勢だったので、それに橋下氏が意見を出した。
民間出身者を代表にするのが、維新の立場だ、というものだが、総裁と副総裁を入れ替える案を、議員組は一笑に付した。

【橋下代表には、国会に口を出さないで貰いたい】

この言葉が報道されると、当然だが橋下氏はブチキレた。

国会議員では無いとは言え、党代表に口を出すな、とは、どの口が言えるのか、と呆れてしまう。
しかも、ほぼ橋下氏のカリスマ性だけで当選した二流議員が、代表を舐めたのだから、怒りは収まらない。

【口を出すな、というなら、今後は維新に関わらない】

これが大人気ない発言だということは、私などに言われなくても、本人が一番理解していると思うが、売られた喧嘩をスルーするようでは、橋下維新の沽券に係わる。

結果として、松井氏が仲立ちとなり、議員側が謝罪したことで、どうにか危機は回避できたようだが、発言したと言われる議員は、大阪まで駆けつけて土下座すべきだろう。

不器用な人だな、と思うが、どうも私はこういうタイプに弱いので、自分のルールに対しては、大人の対応よりも、反骨心で行って貰いたい。
私も、かなり頑固だと自負しているが、この人には負ける。

夏の参院選は無理かもしれないが、大阪の問題を片付けたら、いずれ国政で暴れてもらいたいし、これからの動向が一番楽しみな男でもある。

行儀が良いだけのダサい男よりも、傷ついても喧嘩の大切さを知っている人間に、政治をさせてみたい。
松井氏のような、女房役もいることだし、亭主関白も良いではないか。