勇気

JR横浜線で起こった踏切事故で、老人を助けて命を落とした女性に紅綬褒章が贈られることになった。
安倍総理の書状付きということで、国を挙げての弔意である。

よく例え話にされる【もし、目の前で・・・】をリアルに体現したことは、十分に胸を打つ勇気だ。

私のような人間は、絶対に助けないだろうし、行動したとしても非常ボタンを押す程度だろう。
我が身の不甲斐なさを思うと、咄嗟に行動できる凄さに感動する。

目の前で娘を失った父親の心中を思うと、立派ではあるが、それでも生きていて欲しかったろうな、とも思う。
もし、もう一人でも救助に参加していたら・・・、と無意味な想いも浮かぶ。

そして、腰抜けの私は、せめて黙祷を捧げる。