初教会とDVD

先日、聖書購入の顛末を記載したが、今回は教会にも行ってきた。

2006年に改築したという教会は、さすがにキレイ。
ちなみにフリーメソジスト協会員のプロテスタント会派だった。

集会の内容は、賛美歌、賛美歌、牧師による説教、賛美歌、賛美歌、報告会という具合。

クリスチャンでなくても参加自由というだけあって、聖書や賛美歌集も貸出してもらえたので、どうにか着いていけた。

説教は、「愛」について。
わずか4〜5行の文章なのに、さすがに解釈で奥が深い。
少しカマっぽい(失礼)方だったが、落ち着いた物腰で、神職者らしい人だった。
時折、ユーモアを混じらせる辺りは、関西人という感じ。

聞いた話だと、『イエス最高!イエス万歳』という教会もあるとのことなので、ここは随分と静かなのだろう。

感触としては、洗礼を受けなくても参加を続けられそうなので、また来週も行こうと決めた。

ゆっくり学んでも、神様は広い心で見守ってくださるだろう。


で、帰りに友人からDVDを貸してもらった。
タイトルは、『こんなに素晴らしい世界なのに』。
第一章は、地球という惑星が、どれほどの奇跡的な確率で成り立っているか、ということを科学的に紹介。
最後は、これだけの確率が起こるはずはないので、主イエス様の御業であるという結論。

第二章は、進化論の矛盾や問題点を挙げ、生命の設計図ともいえるDNAを神の創生であるという話。

第三章は、よくある神様への文句や罪を並べ、主はこう答えているという問答集のようなラスト。

徐々に信仰色が濃くなってはいくが、科学者や作家の意見も取り上げているので、一種のドキュメンタリーとして楽しめる内容になっていた。

SF少年だった私としては、特に目新しい点は無かったのだが、ビッグバン説を否定した辺りは面白かった。
乱暴な始まりよりも、創世主による御業と言われた方が、イメージとしては良い。
まぁ、膜宇宙理論の方が正解な気はする。

ただ、私は、特に人間を素晴らしい種だとは思わないし、宇宙に他の知的生命体が存在しない、とも思わない。
何も炭素由来でなくとも、生命は生まれるだろうし、人類よりも優れた思考をしていても驚くには当たらない。

むしろ、宇宙の孤独な生命体ではなく、他にも思考や魂を宿した存在がいたのか、と感動すら覚えるだろう。

別に、それが神様でも良いのだけれど。


私は、今の生活が寂しいものであっても、自分の決断の末に落ち着いたのだから、後悔はしない。
人生は決断の連続であり、その都度他人任せにせず、自分で選ぶことが本当の自由だと信じているからだ。

神様と共に歩むか、もゆっくりと決断したい。