デイ・ケア

入院中に、作業療法施設というものがあると聞き、暇なので今日は覗きに行った。

9時の開場に間に合わせるため、家を7:30には出なければならなかったが、6時には起きているので、それほど苦にもならなかった。

さて、簡単な説明とオリエンテーションを受け、好きなものを選んでくださいね、と笑顔で言われた。
初日から何をしたいということもなかったので、それでは見学を、と歩き回ってはふむふむ、立ち止まってはほむほむ、とやっているうちに飽きてタバコを吸いに行った。

表向き、病院に併設されている施設なので、喫煙所は存在しないのだが、そこはそれ大人の事情というか、公然の秘密というやつで、入院中からお世話になっている場所に行く。
監視兼清掃係の青年と「久しぶり」と挨拶を交わし、まだ退院していない人と出会っては、一通りの会話をして時間を過ごした。

昼食は、入院時と同じメニューを棟ではなく大食堂で頂いた。
糖尿食なので、優先的に食券を貰い、カレーライスと付け合せの犬のエサ(失礼)を片付けて、また食後に一服。

暇なので、手塚治虫の「ブッダ」なんぞを通読し、ナンクロをやっていたら眠くなったので、少し仮眠をとる。
起きたら、もう14時を回っていて、終了まで時間も無いので、TVを観て過ごした。

「どうでしたか?」と担当に笑顔で聞かれて、「ええ、まぁ」としか答えられなかった。

いや、ビーズ細工とか、革細工とか、園芸とか、パン作りとか、陶芸とか、それなりに興味はあるのだが、初日はこんなものだろう。

来週は、何かしよう、うん。


帰宅したら、楽天で注文していたミカン5kg、聖書、の宅配便不在票が入っていたので、電話して再配達してもらった。

買ったばかりの聖書にミカンの汁を付けながら、軽く読んでいたら、眼が悲鳴をあげたので、中断。
中判サイズでさえ、豆粒のような字の大きさには参る。
国語辞典よりフォントが小さいのは如何なものか?
調子の良い時に、少しずつ読むしかないな。

そういうわけで、何か疲れたので、早めに休むことにしよう。