教会 3

台風は、まだ来ていないので、日曜礼拝に参加してきた。

構成は、いつもと同じだが、今日の聖書朗読は興味深かった。

ガラテヤの信徒への手紙5:18-24。
普通に読むと、悪いことをしたら神の国には入れない、という文章なのだが、人間は肉である限り悪い事をせずに生きられない。
つまり、肉のクリスチャンとして、業を見つめ直し、いずれ霊のクリスチャンに成長しなさい、という解説だった。

私が、今求めているのは、こういう生き方の指針になるような教えである。
怒りを忘れるわけではないが、上等な人間に成長したいという気持ちは強い。

信仰なきクリスチャンを目指すほど不遜ではないが、ゆっくり納得してからにしたい。

そして、今日は聖餐聖日礼拝日だったそうで、パンとブドウ汁を口にして、特別なお祈りと賛美歌があった。
私は、まだクリスチャンではないので、儀式は遠慮した。
こういう点は義理堅いというか、ルール至上主義である。


で、昼食をとり、コーヒータイムになって、午前中の清純さとは正反対の泥沼話になった。
例の離婚夫婦なのだが、大騒ぎした挙句、また元サヤに収まったそうな。
つくづく巻き込まれなくて良かったと思ったが、渦中の人々にとっては、くたびれ損なわけで、人騒がせな夫婦である。


帰宅してから、教会で配られたジャガイモとカボチャで、クリームシチューを作ってみた。
朝晩は涼しさを通り越して、いささか寒気すらするので、有り難く北海道の恵みを頂いた。

日々これ平穏、は私のような隠居者にとっても程遠い。