寒の戻り

昨日は、日中から風花のように粉雪が舞っていたが、今日も冷え込んだ。
夏より冬派の私としては歓迎だが、洗濯物が出せない日が続くのは困ったものだ。

とはいえ、この冷え込みを利用して。今年最後の鴨肉で鍋としゃれ込んでみた。
鍋料理の一番のご馳走は寒さ
自家製のわりしたで野菜や山菜・キノコ類を煮て、上にスライスした鴨肉を並べ、中火で脂を出しつつ頃合を見て鴨肉を全て取り出す。
鴨の最大の旨味は脂にあるが、肉は加熱しすぎると台無し。
そこで、こういう手順になるのだが、脂が染みた白菜、白ネギを堪能しながら、先ほどの鴨肉を汁にくぐらせて頂く。
小食の悲しさで、具の種類は豊富だが、小分けした材料の半分ぐらいで満腹になる。

そういうわけで、明日のメニューは必然的に、残り物の再利用。
半生切りうどんを茹でて冷水でしめ、味を調えた熱い鴨汁にユズの皮を削ったものを薬味にして、ザルうどんのように食べる。
一晩過ぎた鍋の汁が格段に美味いのは言うまでもない。

大好きな冬も終わりが近づいて、もう春が目の前に来ている。