困った嗜好品

私の日常的な唯一の無駄遣いは、タバコだ。
世間的にも喫煙者の肩身は狭いし、値上げも続きそうなので、できれば止めたいのだが、これが中々に難しい。

禁酒が何のストレスも無く出来たのに対して、タバコの場合は生活習慣やイメージに刷り込まれているせいか、口にしないと落ち着かない。
ニコチン中毒は立派な病気であり、自分が該当することも理解はしている。
最近では、治療法も確立されているので、外来治療で治すことも可能なのだけれど・・・。

この1年ほど、吸うたびに日記に「正」で本数を記入している。
10本ぐらいで済む日もあれば、20本の日もある。
鬱病に左右されているのは、データでも確実だが、最悪でも一日一箱は越えないように心がけている。
それでも、月が30日として12,300円、一年で約15万円の金が、文字通り煙で消えていると考えると深刻だ。

理屈で考えれば、喫煙でよい事など、何一つ無い。
臭い、ヤニがつく、金が掛かる、出火の原因、他人への配慮も考えれば止めるべき代物である。
合理主義者と言いながら、こんなに理屈に合わない行動をしているのだから、本当に度し難い。

飲み屋やパチンコを趣味にするよりは、それなりにましな気もするが、単なる言い訳であって、別に比べても意味は無い。


実は・・・、今日は、タバコが切れている。
それで、こんな事を書いている。
祝日の関係で通院が一週間延びたのに、タバコの買い置きを忘れていたのだ。
鬱も相変わらずなので、買いに行く気力も無いのだが、どうにも落ち着かない。

ニコチン中毒が勝つか、外出恐怖症&無気力が勝つか、来週の通院日までには、勝敗が決まっているだろう。

本当にキツイのは、さぁどっち?