また、冷え込み

何か寒いを通り越して冷え込むな、と思ったら天気ガジェットの気温表示が7℃。
今日は、曇りのせいもあって、日中でも一桁台だった。
これから、更に冷え込みそうなので、鶏つみれ汁に生姜を入れて、腹の中から暖を取ろうと思う。

私は、基本的に鳥肉が好きだ。
牛は胃に重たいし、豚肉はシチューの出汁程度の認識。
ソテー、煮込み、揚げ物、刺身、と鶏肉で全て調理する。
寒の時期は、鴨鍋や地鶏の水炊きが最高に美味い。
クリスマスは、ターキーか鶏モモが無いと、何となく落ち着かない。
うずら、鳩、アヒル、ダチョウ、スズメ、つぐみ、ホロホロ鳥、等は、料理店に足を運ばなくなり、個人で入手するのは難しいので長いこと食べていない。
必然的に地鶏がメインになり、養鶏場から直売してくれる通販先を幾つか利用している。
鶏肉で苦手な部位は無いし、特にネック(せせり)やサンカク(尾)が好きだ。

参鶏湯も好物なので、冷凍物やレトルトを取り寄せることもあれば、若鶏のコクレを使って自分で調理することもある。
材料さえ揃えば、圧力鍋で煮るだけの料理なので難しくはないのだが、国産地鶏はこの料理には向いていない。
日本で飼育されている鶏肉で使えるとしたら、烏骨鶏が最良で、オゴルゲタンというらしいが、まぁ同じ料理である。
これに辛味の強い青唐辛子を入れると、カプサイチン効果で体が温まるし、味付けも塩のみで充分。
年に2〜3回程度しか食べないので、少々の贅沢はしても良いかな、と。

私は、サバイバル食が好きなようで、鶏や野鳥も自分で捌けるし、食用になる野生動物なら、大抵の得物は解体に参加して、お裾分けを楽しんだ。
日本では禁忌視されている動物も混ざっているが、ステイツで食べた野生動物の美味さが忘れられない。
奇食の部類に入ると思うが、食歴はかなり豊富な方だと思う。

とはいえ、ここ10年ぐらいは鶏肉がメインで、たまに牛肉や豚肉を食べる生活をしている。
若い頃は、牛の赤身肉に齧りついて存分に咀嚼感を楽しめたのだが、元々食が細いので、年を重ねた今では、同じ赤身でも、頬肉の赤ワイン煮を年に2〜3回作るぐらいである。

ともあれ、今日は鶏つみれ汁と塩サバでも食べるとしよう。