通院日 3

今日の通院は、いつもと違って、相談事がある。
例の就寝に関わる奇行だ。

日中は、24度まで上がるそうなので、Tシャツに軽い綿ジャケを羽織って病院に向かった。

珍しく、受付して直ぐに、お呼びが掛かった。
暑いからなのか、そういう巡り合わせの日なのか知らないが、早いのは助かる。
で、かくかくしかじか、と説明をした。
医者の話では、睡眠随伴症状の一種で、1000人に一人程度の頻度で、マイスリーの副作用として起きる睡眠時奇行だという。
夢見の悪さも特徴の一つで、私のように日常的に行う動作を反復するタイプは、PCの電源を入れたり、掛け布団を畳んだり、トイレを汚して掃除したり、抱き枕を運んだり、と几帳面故に睡眠時にも同じことをしようとするらしい。
別に抱き枕を運ぶ趣味は無いが、確かに夢見の悪さは続いているので、症状的に間違いないようだ。
ちなみに一切の記憶は無い。

対処法として、マイスリーを断薬し、レンドルミンも頓服扱いで出来るだけ飲まないように、と指示を受けた。
何かおかしいと感じた頃から、タバコを別の部屋に置いてから寝るようにしていたが、危なく睡眠時喫煙をやらかしていたら、取り返しのつかない事態になる所だった。

とりあえず納得したので、来看が少ないのをよいことに、お互いに髪が伸びましたねぇ、とか映画の話(担当医も映画マニア)をする時間的余裕があった。
医者と患者の立場とはいえ、入院した時もそうだったが、私と担当医は趣味や考え方が似ているので、会話が弾んでしまう。
原因が分かれば、何も不安なことはない。
一通り雑談をして、薬局で薬を貰い、駅前の理髪店が新しくなってカット+シャンプーで1,200円になっていたので、半年分の髪を切り落としてきた。
ヘルメットを脱いだぐらい頭が軽くなった。

帰宅してから、薬の分別をして、今に至る。
考えてみれば、脳に作用する薬を日常的に服用して、今まで副作用が出なかったのが不思議なぐらいだ。
減薬の反動が出るかもしれないが、なるべく日中に体を動かして、就寝前に軽いストレッチでもやれば、入眠もスムーズになるだろう。

それにしても、春の陽気に襲われて、かなり眠い。
仮眠をとったら、夕飯の支度を・・・、睡眠時に出来たら良いのにな。