支度

今朝は、中途覚醒1回、8時起床で、ようやくリズムが生まれてきた感じだ。
ジプレキサの御蔭で、夢も覚えていないし、軽い躁状態に入ったようだ。

こういう時には、出来ることを片付けるに限る。
ホットカーペットを梱包して仕舞い込み、寝室のラグマットを台所の敷物にして、元の物は傷んでいたので、紐で縛り上げてゴミ袋に入れた。
洗濯機に敷布団のマットを放り込み、PCの配置を変更し、掃除を済ませたら、洗濯物とクッション類を干せるだけ干した。
衣服も冬物を防虫剤を入れてパッキングし、夏物を寝室内のタンスとハンガーに振り分けた。
これから寝室はフローリングになるので、ウェットシートで念入りに拭き上げ、防虫と光沢の効果を出すシートで仕上げた。
やはり、模様替えは新鮮な気分になるし、来るべき梅雨・夏を迎える第一段階は終了した。

健常者には何ともないことだが、鬱病持ちにとっては、これだけ動き続けるのは、かなり珍しい。
食事も美味しく頂けたし、この調子で安定してくれれば御の字だが、そうはいかないのも分かっている。

苦しければ横になり、動ける時は効率良く家事を済ませる。
当たり前だが、体を動かすには、気力の強弱が大きく影響している。
季節的には少し早いが、動けるときに済ませておかないと、夏仕様に出来ないストレスで、鬱スパイラルに入るかもしれない。
とにかく、今年もフローリングとクッションで過ごす体勢を作れたので、良しとしよう。

注文していたTシャツや帽子も宅配で着いたので、気分は一足先に夏のようだ。
お届け人のK君は、先日来のお礼にと素麺を持ってきてくれた。
骨には異常が無かったが、傷が深かったので、私の応急手当を見た医者に、「転院してきたのか、と思ったよ、上手に出来とる」と言われました、と笑っていた。
実は、化膿止めに使ったヨードパッチは、医者に行くまで持たせるつもりで貼ったのだが、一般向けに販売されていないので、多分医者は誰が処置したのだろう、と疑問に感じただけだと思う。
ちなみに、患部によっては、かなり痛みも伴う。
せっかくの気持ちなので、快く素麺を受け取り、お礼を言うK君を送り出した後で、お礼の品としては気が利いてるなぁ、と一人笑顔になった。


私は、他人に手を貸すときは、見返りを求めないタイプだが、自分が世話になったら、必ずお礼をする。
お礼は、自分が貰ったら嬉しい物、と決めているのは、少し惜しいぐらいの物でなければ、お礼の意味が無いと思うからだ。
これは格好良さの問題ではなく、自分の処世術のような物だ。
そういう意味では、この素麺は十分に私は嬉しい。

まだ、少し冷える日もあるが、夏の支度は良い感じに進んだ。
暑くなったら、この素麺に錦糸卵とわけぎとキュウリの細切りを添えて、汗を拭きながら食べるとしよう。