手入れ

昔に使っていたGショックスウォッチを箱から出して、状態を確かめてみた。
スウォッチは、500円玉があれば簡単に電池交換が出来るので、とりあえず6つほど作動チェックをして完了。

Gショックマイクロドライバーがあれば、比較的容易に中を開けるので、こちらも作動を確認。
注意点は、ネジが壊れ易いので、バランス良く4本を緩めていくこと。
防水機能は、ほぼ確実に失われるので、個人責任でやってます。

ところが、3台目に取り掛かった時に、妙な違和感が・・・。
GショックGショック足りえている衝撃緩衝のゴムが、ボロボロと崩れ始めた。
他のは大丈夫なので、これだけよく使っていたので、劣化が激しかったようだ。
少し悩んで、結論として崩れるのなら、徹底的にやろうと思い立つ。

ゴムを全て剥がして、ブラシで細部のカスを取り除き、固定していたネジはそのままに、ネイキッドGの出来上がり。

表示面をマスキングして、色落ちしている部分を塗装しなおし、色合いが良い塗装用のマーカーでアクセントを付ける。
バンドは無事だったので、これは掃除のみ。

後は、ボタン周りのゴムも同じように剥がれたので、小物入れから適当なビーズを瞬間接着して、オリジナルのGショック(すでにGショックではない)を作ってみた。

元が丈夫なので、時計としての機能は問題なく、耐衝撃・防水が期待できない時計として再生した。

かなり野性味のある雰囲気で、突出したネジやメイン画面の上の三列表示○も金属パーツを貼り付けたので、全く別物になってしまった。

最近の女子にキラデコとかいうのが流行しているそうだが、あれが可愛さを目指しているのなら、これは男の持ち物としての荒っぽさが出ている。


作業に夢中になっていたせいか、あっという間に時間が経ち、今日は時計いじりだけで一日が終わってしまった。

時計とライターは山ほどあるが、どれも自分の想い出と関係があるので、簡単には捨てられない。
商品としては失格だが、個人使用には充分に働いてくれた。

時間と関係ない隠居生活でも、再生されたネイキッドGが、また活躍する日も来るだろう。