ローストビーフ

通販で利用している米国牛専門店が、夏のセールをしていたので、1kgの塊肉を購入した。
肉は赤身が好みで、しかも量が食べられないのに、こういう物を買うには理由がある。

ローストビーフを作るため。

料理自体は単純で、焼き時間さえ見切れれば、まず失敗はない。
塊肉の全面に塩コショウを塗り込み、青野菜を敷いた天板の上で、250℃で15分、150℃で30分ぐらい焼き、アルミホイルに包んで30分以上は放置。
その間に、天板に残った汁と焦げた肉を鍋に移して、赤ワイン・塩コショウだけで味付けし、軽く煮詰めておく。
これだけ。

別にグレービーソースで食べなくても、生姜醤油でも美味しい。
冷めてもイケるので、冷蔵庫で3〜4日は日持ちする。
もちろん、サンドイッチの具としても最高。

世界一のメシマズ国である英国の、スコーンと共に数少ない美味しい料理。
と、いうか、英国はローストビーフを毎週食べる習慣があったから、他の料理を工夫しなかったのだ、という説もある。
まぁ、何にしてもジョンブルらしい話だ。

1kg程度のローストビーフなら、本格的なオーブンを使わずとも、やや性能の良いトースターで十分。
上下式遠赤外線トースターで、250℃ぐらいの温度調節が出来る品なら、3〜4千円で買えます。

脂の入った肉が苦手なタイプとしては、ローストビーフこそ至高の肉料理。
本格的な夏を前にして、少しスタミナを付けておきます。