頑張りすぎ

大阪市長の橋下さんが、解散総選挙後の台風の目になりそうだ。

2都構想や教育改革など、市長としての手腕も注目されているが、今回は国会議員に就任せずに新党の代表を兼任するという。

前例がないわけではないが、恐らく日本でも最も忙しい男の一人であることは間違いない。

市長の仕事も山積みなので、これが一段落するまでは国会議員に乗り出しはしないと思うが、それにしても彼ほど情勢を読む力に長けた人も珍しい。

もう3〜4年は地方行政を革新させて、国政に乗り出すものだと思っていたが、このタイミングで出てくる気迫は対したものだ。
考えてみれば、党首が国会議員である必要はないのだから、市政を済ませた後で、堂々と国会に進めば良い。
また、そうしなければ大阪の後押しは得られまい。

この人、維新八策以外にも、まだまだ腹案を隠しているようなので、これからの国益に寄与できる才覚は十分に持っていると感じる。
いい顔をした公僕というのを長いあいだ見ていないが、自信と不敵さを併せ持つ男だけに、実に表情に張りがある。

願わくば、そこらの政治屋のように、人相が悪くならないことを願う。