節電の終わりに

関西地域の節電が、今日で終了する。
結果としては、利用者が前年度より10%以上も節電した御蔭で、計画停電は一度も実行されないままで済んだ。

関西電力は、大飯原発の再稼働のお陰だと主張したいようだが、計算の上でも予備電力の範囲で、再稼働した意味はない。
このまま、済し崩し的に稼動を続行したい雰囲気だが、そうはいかないので停止してもらおう。

余り当てには成らないが、政府も30年で原発ゼロという目標を掲げたことでもあるし、他のエネルギー転換で補えるように努力することが重要だ。

読売新聞は原発寄りのようで、経済や外交を引き合いに出して批評しているが、世論を変えるほどの説得力はない。

よく日本は資源が無いと言う話を聞くが、それは陸上の話であって、近海には大量の海底資源が眠っている。

エネルギー備蓄の方面でも、技術者が50年以上も自然放電されない長期蓄電装置を開発しているし、この技術は日本が始めて成功した最先端の分野で、実用化に向けてアジア諸国でのテストに入ろうとしている。
国内では、宮崎県での実験が進行中で、軌道に乗れば第三のエネルギー革命になるだけの期待を持てる。

資源も、技術者も、日本の中で眠っている。
国は、早く目覚めの光を当ててやるべきだろう。