何の影響

今日も、北海道で竜巻が発生したが、日本では馴染みの薄いはずの竜巻が、今年はすっかり慣れてしまった。
天候が不安定なせいで、日本列島のほとんどが豪雨の影響を受けたこともあり、震災以外の天災にも注意が必要ということか。

話は変わるが、自民党の新総裁に安倍氏が2回目の当選を果たした。
セカンドチャンスが無い国だと私はよく書くが、鬼気迫る意欲に自民党議員の心も動かされたのだろうか。
総理の任を投げた男と評されるが、在任中に大きな懸案だった法案を4つも通し、1年での仕事ぶりなら他の総理にも引けを取るものではない。
少なくとも、現行の民主党よりは実績がある。
去り際の汚点だけを取り上げ、功績に触れないのはマスコミの悪い癖であり、何もしなかったと思っている国民は勉強不足だ。

【やり残したことがある】

この言葉には重みがあるし、メンタル面の弱さは影を潜め、総理経験者としての手腕に期待も持てる。
次の解散総選挙自民党が政権を取れば、もちろん総理大臣になり、野党として土を舐めた経験が、どう自民党を変えたのか、セカンドチャンスを手にした男が真価を問われる。

全政党中、最も人材が豊富な党なのだから、私心を捨て、日本国のために力を結集するべきだろう。
地方票で圧勝した石破氏のポストに注目したいし、国会議員が選んだ結果なのだから、地方を説得する役目も重要だ。

何処と連合するかは微妙な所だが、民主党が瓦解する以上、公明か維新辺りに打診するしかない。

日本維新の勢いには経験が伴わないのは誰もが認める欠点だが、ここを自民党の実力でカバーすれば、面白い政治展開もあるかもしれない。
或いは、勢いだけの素人集団と切り捨てるかで、自民党の方向性も見えてくる。
公明党は、毒にも薬にもならないので、まぁどうでもいい。

崖っぷちから蘇った男が、どういう政治をしてくれるのか、少し興味が湧いてきた。

日本の天候の不安定さが、政局にまで及ばないように、そろそろしっかりしてもらいたい。