親と子と

嫌なニュースは目に付くもので、今日も母親が娘を殺している。
養育をネグレストする女性が増えているのは、やはり自分が一番可愛いからなのだろう。
それにしても、死ぬまで殴る事はなかろうに・・・。

別の視点で言うと、大概はシングルマザーや内縁の男が出てくるが、元の旦那はこうした事情を知らないのだろうか?
離婚した場合、母親に度を越した問題がない限り、親権は母親のものになるのが自然だ。
もしくは、亭主もその方が楽だと感じるのかもしれない。
何故なら、日本では父子家庭への理解が皆無で、母子家庭が国の擁護を受けられるのに対して、父子家庭は何の助けもない。
男女平等と言いながら、お笑いなほどお粗末な国だ。

もちろん、こういう保護制度は、子供を養育するためであって、国費で遊びまわり、子供を虐待するためではない。
その辺を勘違いした女性が、まるでシングルマザーである事が権利のように振舞っている。
【26万しか貰えないんですよ、子供が2人もいるのに】
これは、母子家庭の生活保護金が見直された時のセリフだ。
こうも堂々と言い放たれると、常識を通り越して人間性を疑いたくなる。

働かなくてコレだけの金額があれば、子供の教育にも充分な時間があるし、生活面で何を苦労すると言うのか。
それとも、余りにも知能が低く、子供を教育することも、躾をすることも出来ないので、塾代が掛かるということか。
それなら、仕方がない。
子供が不幸な親の元に産まれてしまったのだろう。

私も離婚しているが、子供の親権は争わなかった。
教育したいという意思はあったが、向こうの両親が孫を大事にしていたので、私たちが責任を持つから、という言葉に負けてしまった。
あくまで、元嫁の人間性や愛情に託したのではない。
その点を信じられるのなら、関係回復の方法を考えて、離婚していない。

まぁ、子供が産まれる親を選べないように、夫婦も親になるという責任を果たせない場合がある。
立派な親である必要より、まず寄り添うことが出来なければ、人して人を育てることはできまい。

今では、寄り添えない悲しみだけが胸を打つ。
あの子は元気でやっているだろうか。
何の苦労もない身だが、それだけ子供と離れた時間が距離になっていく。

ニュースの母親も、殺すぐらいなら、その前に私に預けて貰えないものか、と無茶な事をため息混じりに考えた。