安倍VS野田

選挙に向けて、各党が言いたい放題ですが、中でも安倍総裁と野田総理の論戦が面白い。
完全に死に体のはずの内閣も、逆に開き直った野田総理の気迫で、自民党も攻撃を無視出来ないようだ。

自民党の公約も一通り読んだが、これは不味い文章だ。
【できることしか書いていない】とは安倍氏の弁だが、どうとでもとれる内容に、逃げ道だらけの公約では、誰でも突っ込める。
国防軍への名称変更など、実態が伴わなければ歴史の逆行だし、今まで平和憲法を掲げてきた我が国の軍隊としては、嫌悪感が走るネーミングだ。
他国を攻撃しないのだから、防衛軍で良い気がする。

橋下氏も、平常心を失っているのか、討論会でもキレが悪い。
話に割り込む姿も多く、ウザいレベルに聞こえてしまうのは、完全に損だ。
みんなの党へのラブコールにしても、はい、そうですか、とは行かないだろう。
渡辺氏は、部を弁えており、今回の勝利より先を見据えている。
とはいえ、世論の流れ次第では、合流しないとも言い切れない所が、今回の選挙が混乱している所以でもある。

自民党の動きも、不透明で説得力に欠ける。
民主党純化路線と内輪揉めで落ち着かない。

いよいよ、選挙直前まで様子を見ないと、国政への一票が無駄になりそうだ。