発射!

正に不意打ちという言葉がピッタリですな。

解体作業を確認したという韓国の情報が誤りであり、日米韓も完全に油断した所に、完璧なコースでやってのけるとは、金正恩の【軍事の天才】という触れ込みも、あながち誇大評価では無いのかもしれない。

実験においては、通常の2/3ないしは1/2で行うのが通例なので、今回の成功における最大射程は完全にステイツを捉えることになる。
これまで、対岸の火事という気分だったステイツも、これからは本気で北朝鮮を脅威と認めざるを得ない。

軍事独裁国家で、ここまで力を持つとなると、悪の枢軸国家のランキングも変わる。
ガリガリの地上兵力120万やガラクタ兵器など怖くはないが、精鋭10万と一発の大陸間弾道弾で、充分な威嚇効果を手に入れてしまった。
近日、今度は地下核実験を行うのは確実だ。

今回の件で、米中のような大国でさえ、北朝鮮の謀略を止められないと分かった上に、いつでも弾道弾を発射できるとなると、危険度はかなり高い。

経済制裁を与えても、窮鼠猫を噛むどころか、核ミサイルが飛んでくるとなれば、どう扱うべきか困り果てる。

いっそ米韓で攻め込む手もあるが、精鋭のテロリスト10万人が世界中に潜伏すると考えると、そっちの方が厄介だ。
韓国も荒野のような北半分を得ても、面倒が増えるだけで何も得はしない。

こう考えるとミサイル技術一つで、大きく軍事バランスや情勢が変わるものだ、と自分でも驚いた。
日本が核武装したら、どうなるだろう・・・。
いや、非核三原則は誇りにすべきであり、終世まで掲げて欲しい。

ついでだが、Jアラートが機能したことは評価したい。
丁度良い訓練になった。
次は、予告なしの有事でも、まともに機能することを祈る。