脱法ハーブ

脱法ハーブとは、文字通り法律で規制されていないハーブを混ぜ合わせ、麻薬に似た効果を発するものだ。

日本の山には、実は様々な効果のある植物が豊富だ。
採取すること自体は違法ではないので、植物学の知識と抽出技術があれば、誰でも使用することができる。

幻覚作用など容易いことなので、いわゆるラリった状態で自動車事故を起こす者が立て続けに現れた。

大阪地裁の判断は、危険運転致死傷。
麻薬に準じる物だという認識が示された意義は大きい。

そういえば、麻薬の話になると、誰かがマリワナはタバコより依存度が低いのに、違法扱いされるのはおかしい、と言い出す。
この話は基本的に嘘だが、入手しにくいマリワナに比べれば、合法のタバコの方が依存度が高いのは当然だ。

また、マリワナには医薬的効果が認められており、一部の医薬品に含まれている。
ステイツでも、最近になって合法化した州が現れたが、これは不正輸入が後を絶たないので、それなら合法化して管理してしまえ、という考えだ。

実感としては、タバコには習慣として気晴らし程度の効果しかないが、マリワナは気持ちよく酒に酔ったような感じだ。
吸い方にもコツがあり、葉巻のように吸い込まないと消える。
効果には、若干の個人差があるが、アッパー系なので、酒などと一緒にやると異様に高いテンションになる人もいる。

私は、体質のせいか、酒にもマリワナにも酔いきれず、コスパが著しく悪いので、損をした気分になる。
マリワナは、若い頃に興味本位で遊んだだけで、特に好きでもなかったので興味を失った。
酒も、幾ら飲んでも酔わないので、禁酒してしまったが、別に不都合なことはない。
他人との酒量に国産車とアメ車ぐらいの差があるので、金が勿体無い。

黄色人種は、遺伝的に酒が飲めない因子があるそうで、そういう意味では、私は欧米型なのだろう。

精神薬を飲んでいて言うのも何だが、私は薬の類は、本当は苦手である。
麻薬の類となれば、嫌いだ、と言い切れる。

ただでさえ嫌いな自分自身が、制御不能になるなど、絶対に認められない。
他人に迷惑を掛けかねない行動は、自分の責任において止めるべきだ。

合法ハーブなどで遊んでいると、本物の遊びを知らずに年老いてしまうだろう。
若者は、人生で遊ぶべきだ。