笑うしかない

日本未来の党が、分党した。
先日も書いたが、結局のところ、嘉田知事だけがバカを見た格好だ。

選挙に利用され、大多数のメンバーは小沢氏の取り巻きなので、全く言う事を聞かないまま、あっさりと一ヶ月で出て行った。
完全な選挙対策であり、顔に利用され、議会も紛糾し、国政に出た学者先生は、あえなく見捨てられた。

元々、橋下氏のように国政に出る根拠も実績もなく、ただ卒原発という言葉だけを頼りに担ぎ出されたのだから、この末路も自業自得だ。
知事としては悪くないのだから、これ以上は国政で恥をかく前に、静かに引くのが所作として正しい。

それにしても、混迷しようが乱立しようが、自分と取り巻は生き残るという小沢氏の政治屋ぶりには、侮蔑よりも一種の不気味さを感じた。
簡単なようで、ここまではっきりとやられると、むしろ笑いが込み上げる。

使いこなすどころか、見事に捨石にされた嘉田知事にとっては、国政に出るということが、どれだけ怖いことか骨身に沁みたことだろう。

未来の党に投票した有権者は、小沢支持でない限り、怒り心頭ではないか、と思う。

一つ言える事は、馬鹿にされたのは、嘉田知事だけではなく、国民も、ということを足しておく。

これが許されるなら、日本の民主主義も、たかが知れている、ということなのだから。
次の選挙で、国民の審判が下ることを期待する。