学校を変えるために

これは、ほんの思いつきなので、実効性の有無は勘弁願いたい。

硬直した学校環境の中で、教師や学生の関係も破綻している。
学校は名誉や体面ばかりを重視し、子供たちは教師たちの大人の都合に苦しめられる。
最早、教員は、【師】ではなく、教育を行うサラリーマンなのだ。

第一に、子供に無益なだけでなく害になるのなら、そんな学校も教員も必要がない。

そこで、少し考えてみたのだが、学校という組織を教員の枠以外から見る監視者を派遣してはどうか。
それが市の職員なのか、PTAの持ち回りなのかは別にして、ただ授業風景や部活の様子を見て回る第三者を配置する。
誰とも会話する必要はなくて、ただ見たままの感想をレポートで提出してもらう。
もちろん、派遣する人物は多いほど良いので、日替わり・週替わりで様々な情報が集まるだろう。
一日一人でも十分だ。
腕章でも名札でも付けさせて、好きに校内を歩き回らせる。
教師や生徒との接触は、出来るだけ行わないのが前提だ。

次に鍵付きの目安箱を各校に配置し、定期的に回収する。
鍵は学校関係者ではなく、独自の組織や担当部署が所持する。
生徒はもちろん、教師からの意見も広く回収できるし、内容に問題があるかを審議して、事実確認を行う手段に使える。
ただの妬みやイタズラも投票されるだろうが、それを差し引いても現場の声が聞けるのではないだろうか。

学校側は拒否するだろうが、ただでさえ頑なで隠蔽体質のある現在の学校環境では、開かれた運営、生の意見というものが社会に届きにくいのが実情だ。
学校は聖域ではないのだから、社会の一部として、問題は地域で解決していくのが望ましい。

愚策と感じる方もいると思うが、問題に対して、どの角度でメスを入れるのかが重要である。
自分とは関係がなくても、何処の誰であれ、これ以上、子供が自殺しなくて済むような環境作りの案は議論されるべきだろう。
子供たちが、本当に安心して学べる場所になるために、学校の存在自体を見直す時が来たのではないだろうか。