代表質問

代表質問をリアルタイムで観ていたのだが、途中でチャンネルを変えたくなる衝動に何度も駆られた。

理由は、最大野党のはずの民主党だ。
以前から海江田氏の政治家としての力量には疑問を持っていたが、今日の代表質問でダメだと、ハッキリと確信した。
飲み屋のおっさんの方が、もう少しましな意見を持っている。
代案のない的外れな批判と失敗した政策の維持を求めるなど、政党としても、政治家としても三流の極みだ。

全面的にアベノミクスを肯定する気は無いが、経済を大きく変えようとすれば、揺れ幅が大きくなる。
問題は、それが目標である健全な経済活動に向かっているかどうかで、現状で給料や雇用が増えていないのは当たり前だ。
劇的な効果のある政策など存在しないし、特需を期待できる時代でもない。

2030年代原発0など、民主党最大の愚策であり、それを安倍内閣に継承させようという脳の構造が分からない。
すでに原子力規制委員会が骨子を作成しているが、かなり厳しい内容なので、今後骨抜きにならなければ、一部の原発の再稼働には目を瞑らなければいけない。
私は、日本には原発は無理だ、という意見なのだが、最大限の安全対策を行い、日々のメンテナンスを怠らないというのが最低条件とするならば、立地の問題も含めてリスクの低い施設は動かしても仕方がないと思う。
無論、電力会社には重い責を負わせ、監視体制を緩めず、次世代主力エネルギーの確保を並行して行いながら、できるだけ早く原子力発電からシフトさせるのが条件だ。
根拠のない将来設定など、閣議にかけるまでもなく無駄だ。


様々な政策が絡み合い、徐々に一つの方向性が生まれた時に、それが国益に沿わなければ、内閣が解散するだけの話だ。
今は、まだ安倍内閣の動向を見定める時期であり、余程の失策がない限りは、やれるだけやらせるという忍耐も必要だろう。