疑心暗鬼

世の中、疑いすぎて良くない、ということは無い。
人当たりが良いのも大事だが、誰もが赤心を持っている訳もなく、大概は利害関係が先行する。
後になって、やりきれない気持ちを感じるぐらいなら、入口でとことん疑ってみるのも処世術だろう。

実は、このブログ以外にも、2つほど活動しているのだが、その内の一つが、頻繁にコメントを付けられる。
ご存知のように、ここは書き込み禁止なので、私は思うように発信するだけの場と割り切っている。

まぁ、あちらは映画サイトなので、反応や意見交換も必要か、とコメント機能を付けたのだが、基本的に匿名でやり取りをすることを是としている私としては、常連の方が勝手に仕切ってしまわれると、何だか微妙な気分になってしまう。

どう微妙かと言うと、管理者として割って入るべきか、落ち着くまで好きにやらせておくべきか、ということだ。
熱心なのは結構なのだが、私の代理人のような気分なのか、ことごとくコメントに返事をしてくれる。
不精な私としては、全てのコメントに応対するのも面倒なので、こういう人が何人かいると、助かるといえば助かる。
ただ、新参の方には、常連が管理人だと勘違いしている場合も多々あるので、何だか困る。

映画の内容で語り合って欲しいのだが、それも行き過ぎると、意見のお仕着せになってしまう。
私が語る分には問題ないが、管理人さんも言っている通り、とか、私を引き合いに出して、理解が足りない、と責めるのは違う、と思うわけだ。
映画というのは、わざと難解な仕掛けの作品もあれば、ラストの解釈を視聴者に丸投げする物もある。
監督が結末を放棄しているのに、何が本当かなど、誰にも分からない。

B級作品にありがちなのが、受ける部分をツギハギしたために、脚本が迷走、もしくは完全に破綻することもある。
1シーンでも記憶に残れば、低予算作としては成功と言えるので、深く考える方が間違いなのだ。

最近の低予算では、【メガピラニア】の設定が、まるで某少年誌のようにインフレを起こし、ちゃちなCG技術など問題にならないぐらい、行くところまで行っているので、暇な方にはお勧めだ。
最終的には核兵器にすら耐えるピラニアが見られるのも凄いが、主人公側のインフレも半端ではないので、不思議とバランスが取れている。
ちなみに、ほとんど何の説明もなくインフレを起こしていくのだが、そこに理由を求めると画面で起こっているシーンを楽しめない。
モンスター・パニックというジャンル自体が色物ではあるが、ここまで暴走した作品も珍しい。


ちなみに常連相手であっても、私は一切のプライベートを公開してはいない。
フレンド申請やリンク願いは受けるが、それも相手のサイトの実態を検討してから、というスタンスだ。
ネットの中で出会いや友情が生まれる気がしないし、よしんば有り得たとしても、それは入口でしかないだろう。

そういうわけで、フェイスブックの登録はしない。
ツィッターは有益なので、情報を拾うために活用している。

少しグチが溜まったので、他サイトの話で恐縮だが、今日は吐き出した。
発信した情報を誰がどう使おうと構わないのだが、必要以上に私を持ち上げるのだけは止めて欲しいものだ。

私は、社会に疲れて隠居するような人間であり、どのサイトでも自分のポリシーだけを守り、無報酬で好きなように書いているだけの非生産者なのだから。