最期に何が残るのか

北朝鮮が、何かとキナ臭いが、どこまで本気で、どこまでが演技なのか、判断に困る。
ロケット実験は、向こうにしてみればファインプレーだが、後がいけない。
強力なカードを切れたのだから、少しは相手の手を読む我慢も必要なのだが、あの三代目は、かなり気が短く結論を急ぐタイプのようだ。

日本も標的だ、というのは、沖縄と横須賀だろう。
米軍基地の中でも、重要といえばこれぐらいだ。
日本は先制攻撃はもちろん、反撃もできないのだから、相手としてはこれほどやりやすい国もないだろう。
ただ、米軍基地が攻撃されれば、日本のためではなく、ステイツの威信にかけて、北朝鮮を地図から消すのは間違いない。
考えてみれば、その他の地方が攻撃されても、果たして米軍が、すぐに動くかは怪しいものだ。
まぁ、日米安保などその程度のものだ。

話が逸れたが、そもそも独裁者という立場など、私なら絶対に断る。
面倒臭いこと、この上ないし、ひな壇の人形よろしく一挙一動を見つめられるなど、到底辛抱できない。
同じ理由で、皇族にもならなくて良かったと無用な安心をしてみる。

一緒にしては失礼だったが、ともあれ北の将軍様には、まだまだ経験と忍耐が必要なようだ。
ひょっとすると、本人も面倒臭いので、早々に結果を出して、自分の生死を流動的に賭けているのかもしれない。
甚だ迷惑な話で、そんな理由なら、さっさと退場願いたい。

さて、米韓の忍耐が、どの程度のものかも含めて、とりあえず注目していこう。