途中経過

決着がついてからにしようと思っていたが、大きな動きがあったので、15日に起きたボストンマラソンでの連続爆発事件について、記しておく。

現地時間14:50頃、ゴール付近で一発目の爆発、約10秒後に2回目の爆発が起こり、死者3名、重軽傷者176人が出た。
亡くなったのは、Martin Richard(8)、Krystle Campbell(29)、Lu Lingzi(23)。

複数の監視カメラの映像から、犯人は2人組で、使用されたのはリュックに隠した圧力鍋型爆弾。
初歩的な仕組みだが、起爆に携帯電話が使われた可能性がある事から、タイマー式ではなく、リモコン式とみられている。

オバマ大統領が、追悼式の弔辞で、テロと言及。

監視カメラの映像を公開し、一般に情報提供を求めたが、現時点で警察は犯人の一人を射殺、もう一人の行方を追っている。
犯人が爆発物で応戦したとか、銃撃戦になったという報道も流れているが、今回は誤報も多いので、詳しい状況が分かるには、もうしばらく掛かると思われる。

犯人の背後関係や動機などが分かれば、また記したい。


伝統のあるボストンマラソンで、こんな惨事が起こるのか。
テロの標的に、こういうスポーツ大会も狙われるとなると、ソフトターゲット向けのセキュリティも考えねばならず、無差別テロは防ぎようがない。

今回は、余りにも素人臭いのが気になるが、単独犯でない点や犯人が白人のように見えるなど、海外からのテロというよりは国内の過激派である可能性も高い。
正直、今のステイツは社会が荒れている。
こういう機運に、無差別事件が起こるのは、世の常である。

日本がテロの標的になる可能性は低いが、こんなご時世なので、用心するに越したことはない。