胡散臭い人々

何か定期的に【都市伝説】とかいう番組があり、適当にTVを点けると、何故かやっている。
今夜も、オカルト界の著名人が揃って、あれやこれやと飯の種を語っている。

詭弁を学ぶには、絶好の材料だと思うが、何となく説得力を持たせようと頑張っているのを観ると、不思議と笑みになる。

いい年齢をして、この人たちは、これで飯を食ってて良いのだろうか・・・。

まぁ、人が陰謀や秘密を知りたがる限り、この業界の人は安泰なのだから、需要は何時の時代でもある。
秘密は明かされないから陰謀であって、どんな説を申し立てても、それが事実かは確認できないのだから、創作する方は気楽なもんである。
そんな話を聞いて、世の中の裏側を覗いた気分になれる人は、かなり幸せな人だろう。

怪談やスピリチュアルも、結局のところ理解不能な存在や現象で誤魔化される限り、冗談半分で楽しむものであり、決して本気になってはいけない。
半笑いで興行師の話を聞くような姿勢が正しい。

小太りの女の子が、色々と言い当てているように見えるが、オーラに関しては彼女の言うことを確認できず、イメージのように語る風景や物は、事前に相手の特徴を調べていれば、ある程度はそれらしく説明することが出来る。
一言で評せば、彼女は自覚のない詐欺師レベルだ。

余り否定しても面白くないので、オカルト界の方々には、是非のめりこみたくなるぐらい斬新で刺激的なネタをお願いしたい。
どうせ妄想なら、スケールが大きい方が面白いではないか。