電話が鳴るとロクなことがない。

私は、電話を留守電にしている。
無用の相手なら返信しなくて済むし、用事があるなら吹き込む。
その内容で、掛けなおすか決めている。

今日の電話は、公的機関からのもので、貿易の仕事をしていた頃の管轄からだ。
一瞬、嫌な予感はしたのだが、掛け直してみると、向こうのチェックミスで、私の登録が1年以上も続いていたとのこと。
単発の書面ではなく、等級が変わったら変動する類の物だ。
一等級差で、総額21万円前後の追加徴収になった。

本来なら、貿易をしていない期間は掛からない金なのだが、申請をしたまま忘れていたので、変更しなかった私のせいになる。
思わず、ため息が出る話で、向こうがもっと早くチェックしていれば、はるかに安く済んだ話でもある。
一通り文句は言ったが、そこは相手はお役所なので、謝ってもらった所で、金額が減るわけでなし、期限が延びるわけでなし。

利息が付いても馬鹿らしいので、支払う旨の返答をして、早く書類を送付してくれ、と言い捨てた。

自分の迂闊さと役所仕事に腹が立つ。

電話が鳴ると、必ず面倒がやってくる気がする。