沖縄&禁煙5日目

沖縄知事選の結果、辺野古移設反対派が勝利した。

こと基地問題に関しては、正直に話さない沖縄県民の声が聞こえた選挙だった。

沖縄は、田舎である。
そして、土地ごとの拘りというか、文化や歴史に根付いた意識がある。
強い意思があるのに、それを正直に言えない土地柄というのは、かなり不幸なことである。

それだけ、基地問題というのが、簡単な話ではないということでもある。

基地は、最前線である沖縄にあるのがふさわしい。
沖縄は、基地と引き換えに多額の優遇措置を受けている。

基地容認派は、こう述べるわけで、これはこれで一理ある。
辺野古断固拒否となれば、国は簡単に温かい手を引き上げる。
そして、世界一危険な基地と助成を失った田舎が残る。
一部の金持ちと気が触れた自然愛護主義者は喜ぶだろうが、普通に暮らしている県民にとっては、中々に辛いところだろう。
多少の自然を切り売りしても、危険な基地を移転し、国からの助成を得たいというのが、まともな人間の感覚な気がする。

まぁ、とにもかくにも沖縄知事選で示された答えは、国と本土を動かせるのか?
私は、すでに承認が終わった移転計画が止まるとは思えない。
本土の意識が沖縄に向くとは思えない。

歴史的にも、沖縄は日本固有の領土ではなく、植民地扱いだったのだから、思い切って独立でも画策してはどうだろう。
そうすれば、少なくとも世界中の目を一時的に集めることはできる。
日本の中にあって、沖縄として主張したいのなら、感情より現実的な譲歩こそが、生き残る道だと思うのだが・・・。